6日未明の現象のリベンジ!といきたかったのですが、今回も通過orz 6日のときよりは確率高いと思って期待したんだけどなぁ。
今日の観測は先日より若干早めの20時前から準備。快晴で透明度の高い空とはいえ、頭上には上弦の月がこうこうと地面を照らし、そらも白みがかっています。望遠鏡のセッティングは20時15分には終了。
恐る恐る目的星を67倍で見ると。。。見えない。さすがに月明の中で12等星は厳しいか。しかし、133倍に上げるとなんとか目的星を確認できます。さらに206倍で比較的明瞭に捕らえることが出来ました。この明るさなら1秒以上の減光であれば観測に掛かりそうです。北東にある目的星よりやや暗い12等星と見比べながら、気流による明滅のくせをチェック。
28分前から携帯117に掛けて観測開始。時折となりの12等星並みの光度に瞬間的に暗くなりますが、完全な減光(小惑星光度の13等級)は起きません。
29分のアナウンス。可能性は高いと思っていたので、自然と足がガクガク震えます。しかし30秒を過ぎてもストップウォッチを押すことはなく、そのまま31分を迎えました。
そのまま帰るのも惜しいので上弦の美しい月を鑑賞。いつみてもクレーターはいいもんです。火星はだいぶ小さくなりましたが、まだ大きい円盤状で気流さえ良ければ模様が見えそう。
「2006-01-07小惑星(748)SimeisaによるTYC 1371-01980-1(12.1等星)食」観測の概要
- 観測者
- Aikawa,Reijin
- 観測地と、観測地の経緯度と標高,測地系
- 埼玉県坂戸市内
東経139o 27' 02"、北緯35o 56' 45"、高度21m [日本測地系=国土地理院1/25000地形図より]
東経139o 26' 50.4"、北緯35o 56' 56.5"、高度21m [世界測地系=上記日本測地系より算出] - 観測開始と観測終了の時刻
- 7日日20時28分00秒~31分00秒
- 減光観測の有無
- 1秒以上の減光は起きず。
- 時刻保持の方法
- 携帯電話の117時報を受信しながらのポータブルHDDレコーダーによる録音
- 観測方法・機材
- ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
+9.7mmアイピース(206倍)による眼視観測 - 天候・観測条件
- 快晴(雲量0)。透明度4/5。上弦の月明あり。観測条件は良好。
- 参考予報
-
- http://uchukan.satsumasendai.jp/asteroid/0601simeisa2.html#(IOTA)
- http://www.toybox.gr.jp/mp366/onm/J060107.00748.pdf#(佐藤勲氏)
- http://www7.ocn.ne.jp/~set/AsterOcclt/2006Jan/2006Jan.html#(瀬戸口貴司氏)
コメント