2006-01-05小惑星(748)Simeisaによる10.6等星食(通過)

目的星もまずまずの明るさで確率が高く注目されていましたが、結局減光は観測できず。夜中に目覚まし鳴らして起きたのですが。

前日の23時すぎに星図をプリントアウトし、バッテリー充電のコードをつないで就寝。現象は2時40分頃だったので、2時に携帯と100円ショップで買った目覚ましに時刻をセット。

幸い2時に起きれました。毎週2時から録音しているラジオのタイマーが働いていることを確認。しかし、観測のためにHDDレコーダーは外さねばなりません。MDだけでラジオ録音。

空を見ると、いつもの透明度の良い冬晴れ。しかし南の低空10度以下に雲が広がり若干不安ではあります。若干寝ぼけていてセッティングが遅れたので、気づくと現象時刻ぎりぎりになってしまいました。付近には似たような光度の星が多く、しかもそのうちの1個が星図と位置がずれていたので目的星の同定にわずかながら手間取りました。しかも、予想していたより高度が高く、天頂プリズムに切り替えようと思いましたが、その時点で2分前。間に合わないのでそのまま不自然な姿勢で監視を行うことに。高度60度なら大丈夫だと思ったのですが、若干見込みが甘かったようです。

観測開始は38分10秒。10.6等級の目的星は明るく見え、気流による明滅もなく監視は楽です。。。姿勢は苦しいですが。

予報時刻の39分を30秒過ぎても何ら変化はなし。その後も何事もなく2時42分を迎え、観測終了。土星を見てさっさと撤収しました。

「小惑星(748)SimeisaによるTYC1371-01392-1(10.6等星)の食」観測の概要

観測者
Aikawa,Reijin
観測地と、観測地の経緯度と標高,測地系
埼玉県坂戸市内
東経139o27'02"、北緯35o56'45"、高度21m 国土地理院1/25000地形図より(日本測地系)
観測開始と観測終了の時刻
6日2時38分10秒~42分00秒
減光観測の有無
減光は起きず。
時刻保持の方法
携帯電話の117時報を受信しながらのポータブルHDDレコーダーによる録音
観測方法・機材
ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
+15mmアイピース(133倍)による眼視観測
天候・観測条件
快晴(雲量1)。透明度4/5。観測条件は最良。気流による目的星の明滅はなし。
参考予報
  • http://www.asteroidoccultation.com/2006_01/0105_748_4780.htm#(IOTA)
  • http://www.toybox.gr.jp/mp366/onm/J060105.00748.pdf#(佐藤勲氏)
  • http://www7.ocn.ne.jp/~set/AsterOcclt/2006Jan/2006Jan.html#(瀬戸口貴司氏)

このページに記載している情報は、引用、転載などご自由に利用してかまいません。また、このページへのリンクを張る際に、連絡の必要はありません。

  • 作成:
  • 最終更新: