2017年12月23日3時過ぎに予報されていた現象です。前日の(334)Chicagoによる恒星食の成功に乗りたいところでしたが、結果的には通過でした。
対象星は見るには十分でしたが、減光を捉えるのは若干光量不足。すぐ近くの11等星と重星を成しているので、500倍でも確認できましたが、用心のため250倍での観測。
この観測の前後にハインズ彗星もスケッチを取る予定でしたが、望遠鏡の補正板やアイピースへの降霜がひどく断念。2775をスケッチするにとどまり、薄明開始を待たずに観測を終えました。以下、記事の続きでJOIN-ML報告文を掲載。一部改変)
[JOIN:17810] 小惑星(614)Piaによる11等星の食(通過@坂戸)
■小惑星(614)Pia(14.1等)による2UCAC 36605510(11.6等)の食 観測地と、観測地の経緯度と標高 埼玉県坂戸市内(Sakado,Saitama) 観測開始と観測終了の時刻 2017年12月23日03時29分00秒~03時33分00秒(JST) 減光観測の有無 なし 時刻保持の方法 NTTの117時報(コードレス電話)による。 観測方法・機材 ミード製 LX90-20 (20.3cm F10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾) +NPL8.0mm(250倍・視野12分角)による眼視観測 天候・観測条件 透明度4/5、シーイング2/5、雲量0/10。結露(降霜)あり。