2018年10月21日未明に予報されていた現象です。今のこの時期は非常に天候が悪く、この日も夜半前まで雲が立ち込めていましたが、仮眠から目覚めた1時すぎには、見事に晴れ渡った星空となっていました。
確率は5%程度と低いながらも、掩蔽帯からは近く恒星も10等と明るいため、わずかに期待して臨みましたが、結果としては通過に終わりました。この後は、週末と良好な透明度を生かして3彗星と1星雲のスケッチ、その後に3等級のオリオン座流星群1個を見ました。
記事の続きで報告メール(抜粋)
(件名)[JOIN:18422] 小惑星(449) Hamburgaによる10等星の食(通過@坂戸)2018/10/21/13:31 夜半までは曇っていましたが、1時過ぎには(久々の)快晴の星空になりました。 当地は北限より北で、予報通り通過でした。減光を確認されたみなさま、おめでとうございます。 月没前でしたが、透明度は良好で、対象星は明るく楽に監視できました。 オリオン座流星群の群流星は、望遠鏡内で1個、肉眼で1個見えました。 ■小惑星(449) Hamburgaによる10等星TYC 1374-01557-1の食 観測地と、観測地の経緯度と標高 埼玉県坂戸市内(Sakado,Saitama) [経緯度・標高は国土地理院地図閲覧サービス(ウオッちず)による] 観測開始と観測終了の時刻 2018年10月21日1時33分00秒~01時37分00秒(JST) 減光観測の有無 なし 時刻保持の方法 117時報(固定電話のコードレス子機)による。 観測方法・機材 ミード製 LX90-20 (20.3cm F10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾) +PL12mm(167倍・視野18分角)による眼視観測 天候・観測条件 透明度4/5、シーイング3/5、雲量0/10、月明(影響少)