9日の朝、取れない睡魔にまとわりつかれながらドアを開けて空を見上げたところ、寄り添う三日月と金星に一気に目が覚めました。彗星観測のための起床でしたが思いも寄らぬ光景に目(と時間)が奪われました。ここまで印象的な月金接近は1989年の金星食以来かも。
彗星観測を終えて、薄明が迫りつつありましたが、なんとか時間を作って天体の集合を堪能しました。月と金星は望遠鏡の1.4度の視野に収まる距離。隣にはレグルスも。その下には火星、さらに木星もあります。急いで三脚を用意して執りました(ピンボケですが)。肉眼でも地球照がはっきり分かりました。さらに下には水星もあったはずですが、知らなかったので見のがしました。
18日には火星による4等星χLeoの食もあるので、そのシミュレーションにもなりました。翌10日朝は月が木星に接近していたはずですが、曇ってしまいました(起きずに寝てました)。