彗星会議とは、彗星観測者や研究者の集まりで、全国各地を持ち回りで40年以上前から行われています。・・ということは知っていましたが、今年は、我らが地元埼玉県で開催される「第45回彗星会議inさいたま 大宮」ということで、初めて参加してみることにしました。
毎年数十人が参加している彗星会議、今年は首都圏開催となったため、締め切り期日の前に100人の定員に達するという大規模開催となったようです(自分が申し込んだぐらいですから)。ちょっと迷っていたので、ギリギリに申し込まなくて幸いでした。
6月6日(土曜)昼、大宮に到着。買い物で天文2誌を購入したり、昼食を済ませた後に会場のさいたま市宇宙劇場へ。彗星に興味のあればどなたでも参加出来る~とのことですが、過去の参加された方々をみると著名な方ばかりで、その中に自分が入り込んで大丈夫なのか、いや、100人もいればうまいこと紛れるだろうと、緊張しながら向かいました。
受付で参加費を払って、封筒に入った資料を受け取り、名札を首から提げます。見回すと既に多くの参加者が集まって名札を提げていますが、どこかで見たことのある著名な方ばかり!とても和やかな雰囲気です。しかし本当にこの中に自分がいて大丈夫なのか(((( ;゚Д゚))))
12時過ぎに始まり。
会議といっても発表会・講演会のようなものです。学校の講義なら寝るところですが、興味深い話が続くため、もちろんそういう人はいません。講師の方々も著名な方ばかりですし、講座もわかりやすい内容です。
自分よりも上の世代の方が会議の参加層の多くを占める中、高校生グループによる発表もありました。今回のハイライトだったかも知れません。
12時に始まって17時に終わるまで、休憩は1回。密度の濃い内容で、さすがに終わる頃にはお腹が空きました。
会場を移してのレセプション(懇親会)。正直なところ、会議以上に参加を迷っていましたが、結果からいうと参加して大正解でした。自分が最初に着いたテーブルは幸いにも(?)初参加の方が多い席でなんとか気軽にお話しすることができましたし、(自分にとってはそれこそメディアや文献で拝見するだけの存在だった)著名な方々に気さくに声を掛けていただいたりもしました。(あの先生とは握手までも!)
日没という天文現象の即席観測会も?
懇親会ではアクアマリンのミニライヴも。数年前、動画サイトのカバー曲で知って感動したCOSMOSの原曲・生歌を初めて聞くことができました。
時間が回ると参加者の酔いも回ってくるようで、「酔星会議」といわれる所以も理解出来ます。次に参加する機会があればサインペンを持って行った方がいいかもしれません。
宿泊はしないので2次会には参加せずに帰宅し、2日目へ。早起きしたせいか、来る前にお腹を壊して時間ギリギリになってしまいましたが、無事到着。ポスター展示のあと、2日目のスケジュールも数分押しただけで無事終了しました。
今回お世話になった実行委員の方々。
最後に、恒例の集合写真撮影。100人近い参加者のため、一番後ろに立った自分は背伸びしないと顔が写らないほどです。横の方が「後世に残る写真になるね」というようなことをおっしゃっていました。今、以前の会議の集合写真を(ネット等で)見ているということは、今回の写真も同じように後々まで見られることになります。
集合している側から撮影してみました。
天文分野の方と実際にお会いしたりお話することは今まで皆無に近かったので、とても緊張しましたし、もっといろいろとお話すれば良かった~と今にしてみれば思いますが、それでも生涯忘れることのない素晴らしい思い出が出来ました。ありがとうございました。
次回開催は未定ですが、福井市で6月18-19日に開催する日程が第1候補とのことです。