当地で2015年3月14日22時11分07秒頃（Occult Watcherによる）に予報されていた現象です。掩蔽帯は3σ以上離れていましたが、明るい恒星だったので、手抜きしてすぐ設置出来る11センチ鏡で監視を試みました。
観測自体は無事終わりましたが、望遠鏡を外に持ち出すために背負ったリュックに入れた際、チャックで閉めずにいたので、しゃがんだ時にゴロン！と望遠鏡が落下して1メートル下の地面に叩きつけられてしまいました。ただ、あまりの突然のことでショック以前に、笑いそうになる始末。幸い鏡面などにヒビもなく（今わかる範囲では）無傷でした。
この後の24時過ぎに、準惑星のハウメア系による10等星の食が予報されていましたが、雲が広がってしまい、観測は断念しました。観測可能ならラジオを聞きながら監視するつもりでした。以下報告文より抜粋。
今夜の小惑星(29943)1999JZ78によるHIP 54763（7.2等）の食現象は通過を観測しました。
当地では掩蔽帯からだいぶ外れていたものの、恒星が明るい上に小惑星番号が大きく、誤差を期待して念のため見てみましたが、やはり通過でした。
観測地
埼玉県坂戸市内
観測開始と観測終了の時刻
2015年3月14日22時09分00秒～22時13分00秒（JST）
減光観測の有無
通過を観測
時刻保持の方法
固定電話（ワイヤレス）の117時報とストップウォッチによる。
観測方法・機材
ビクセン製 ポルタII VMC110L（11.0cm F9.4 カタディオプトリック（VMC）式経緯台・手動追尾）
アイピースPL32mm（32倍）＋天頂ミラーによる眼視観測
天候・観測条件
快晴（雲量1/10）、透明度3/5、シンチレーション3/5。
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今夜24時過ぎの準惑星ハウメア系による10等星の食には興味があります。
今の天候なら10等星は見えそうですが、誤差を考えると少なくとも30分以上は監視を続ける必要があるので（眼視では大変なので）どうしたものか思案中です。
[JOIN:15659] (29943)1999JZ78による7等星の食（通過＠坂戸）2015/03/14 22:40