小惑星(1112)Poloniaによる2UCAC 43401495(11.8等)の食(通過)

2013年11月29日22時16分ごろに予報されていた現象。ストップウォッチの電池交換に手間取って観測準備が遅れたが、無事に22時過ぎには対象星を導入出来た。

ペルセウス座の足元近くにあるので高度70度、天頂プリズムが必要な高さだった。11.8等の対象星は20センチ62倍では意外と微光で倍率を上げざるを得なかったが、206倍でなんとか明るく見えるところまできた。対象星の隣にも11等星があるが、0.2~0.3等級ほど暗い。シンチレーションで両方の星ともに瞬間的な減光が起きるが、隣の11等星の方が監視するには厳しい。わずかの明るさの違いで精度が左右されるようだ。

22時14分から監視開始。比較的確率が高く(22.4%)期待したが、残念ながら減光は起きなかった。現象後に、録音が開始直後に止まって正常に行われていないことに気付いた。ストップウォッチも直前まで使えなかったし、もし減光していたらそれはそれで大変だったかもしれない。

観測地と、観測地の経緯度と標高,測地系
   埼玉県坂戸市内
観測開始と観測終了の時刻
    2013年11月29日22時14分00秒~22時19分00秒(JST)
減光観測の有無
  減光はなし。
時刻保持の方法
  固定電話(コードレス)の117時報とストップウォッチによる。
観測方法・機材
    ミード製 LX90-20 (20.3cm F10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
  +SP9.7mm(206倍)+天頂プリズムによる眼視観測
天候・観測条件
  快晴(雲量0/10)、透明度4/5。

[JOIN:14699]2013/11/29 22:41にて報告
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