(※2014年11月14日記載。この記事の投稿日は観測日に合わせています)
当時の報告文より抜粋。
今夜の準惑星(1)CeresによるHIP 93277(7.9等星)の食ですが、 「明瞭な減光」は確認できませんでした。 1時間前から準備して、重星のように並ぶCeresもよく確認できました。 このままでは日周運動で木の陰に隠れてしまうかと恐れましたが、 幸い現象の時には再び顔を出し、間一髪のところで観測できました。 ただ、高度が7°しかなく、監視中もシンチレーションによる明滅が激しかったため、 瞬間的にまったく見えなくなることも多く、ごく短時間の現象は見逃していたかも知れません。 また、18時31分32秒頃から同37秒(JST)にかけての約5.4秒間、 目的星が暗くなったように思えたのでストップウォッチを押しました。 Ceresの明るさまでは暗くなっていない気がしたので、 食による減光ではないと思いますが、他の方の状況によっては 時刻を再計算して報告したいと思います。 (押すまで迷ったので時刻はもっと早く、かつ短いと思います) 観測地 埼玉県坂戸市内 観測開始と観測終了の時刻 2010年11月20日18時28分00秒~18時33分00秒(JST) 減光観測の有無 減光はなし(確度3/5) ただし、18時31分32秒頃から同37秒(JST)にかけて、不確実な減光 時刻保持の方法 ・ストップウォッチと固定電話の117時報による。 観測方法・機材 ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾) +PL9.7mm(206倍)よる眼視観測。 天候・観測条件 雲量0。透明度3/5。