(※2014年11月15日記載。この記事の投稿日は観測日に合わせています)
当時の報告文より抜粋。
小惑星(654)ZelindaによるTYC 1739-02256-1(10.2等)の食の結果です。 月明が強く、12等級以下の微光星がかき消されてしまうほどの空でしたが、 10等星の対象星は、楽に観ることが出来ました。 食の間、小惑星は見えず、完全に消失したように見えました。 また、(錯覚かも知れませんが)出現する際には、わずかに時間がかかったように思えました。 観測地と、観測地の経緯度と標高,測地系 埼玉県坂戸市内 東経139°26' 50.2"、北緯35°56' 57.1"、高度24m [世界測地系=Google Earthによる] 観測開始と観測終了の時刻 2012年1月6日18時26分00秒~18時33分00秒(JST) 減光観測の有無 明瞭な減光を確認(確実度5/5) 減光時刻 減光開始 18時30分30.9秒(±0.2秒) 減光終了 18時30分34.0秒(±0.2秒) 継続時間 3.111秒(ストップウォッチの表示) 開始・終了はいずれも個人反応差0.5秒を補正済み(★ 時刻保持の方法 固定電話の117時報とストップウォッチによる。 観測方法・機材 ミード製 LX90-20 (20.3cm F10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾) +PL32mm(63倍)+天頂プリズムによる眼視観測 天候・観測条件 晴れ(雲量0/10)、透明度3~4/5。強い月明あり。 備考(★ 個人反応差は、観測直後にストップウォッチの液晶表示を星に見立てて、 反応するまで時間差を測定したところ、ほとんどが0.4~0.6秒に収まったので、0.5秒を採用。 誤差は、まれに反応に0.7秒以上かかることもあったので±0.2秒としました。
2012/01/06 19:58