(1107) Lictoriaによるθ1Tauの食(通過)

この観測は思い出深い。4等星の肉眼星の食ということで、それだけで興味深いものであったが、超低空で当然いつもの観測場所からは見ることが出来ず、地平星近くまで見渡せる近所の田んぼまで行ってみた。自転車で2、3分のところにある。11センチ望遠鏡を持っていったような記憶があったが、読み返してみたら双眼鏡観測だった。さすがに低空で、あまり見やすい対象ではなかったが、両目での観測だったので問題にはならなかった。2013年6月1日記。

[JOIN:13990](2012/12/28 18:48)報告文より一部修正して再録。詳しい情報を知りたい場合はご連絡ください。

(1107) Lictoriaによるθ1Tau(3.9等)の食は通過でした。
高度6度の低空で、いつもの場所からは木陰で観測できないため、近所の田んぼまで自転車で走って行き、5センチ7倍双眼鏡で観測しました。
透明度に助けられ、監視には十分な明るさで、あともう1等級暗くても十分でした。
ただ、視野の中に遠くの団地が入っていたので、確かに傍目には覗きですね。
減光がありませんでしたが、シンチレーションによる明滅は激しく、何度か瞬間的な消失がありました。
今夜もうすぐ2つの現象がありますが、曇天のため今年の観測はこれで最後になりそうです。

  • 観測地:埼玉県坂戸市内
  • 観測開始と観測終了の時刻:2012年12月28日04時07分30秒~04時11分00秒(JST)
  • 減光観測の有無:なし(※4時09分12秒頃に微小減光があったが、シンチレーションによると思われる)
  • 時刻保持の方法:携帯電話の117時報とストップウォッチによる。
  • 観測方法・機材:双眼鏡(Nikon 7×50mmトロピカルIF)+カメラ用三脚固定よる眼視観測
  • 天候・観測条件:快晴(雲量0/10)、透明度4/5、月明。
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