M46=NGC2437

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  • 2017年1月26日00時50分 20.3cmシュミットカセグレン100倍。

(6.5等 径20' 星数100以上 分類f)非常に繊細な星団。20cm62倍で針先で突いたような微星が密集している。やや明るめの2星が星団の西側にあるが、際立って明るい星がなく、中心がつかみにくい。すべて星に分解できる。100倍以上で微星が存在感を持って迫ってきて圧巻。一様ではなく重星や星の鎖のように連なる部分、ボイドがある。2時間かけたがまだまだ描き足りない。

NGC2438は12等星が接した小円盤状。317倍まで拡大すると空洞がわかる。淡いが見やすい。※NGC2438の記事に拡大スケッチあり。

(補足)M47に後続する星団で、まばらで輝星の多いM47とは対照的に細かい微星が密集しています。「南の二重星団」と言われることもありますが、星団までの距離はM47よりも数倍遠いようです。

5センチクラスの双眼鏡では集光のない星雲状で、地球に接近した大きく集光度の弱い彗星のようにも見えます。微星自体は、8センチクラスの望遠鏡でも倍率を上げれば分解でき、20センチでは星数が増えます。とにかく圧巻ではありますが、スケッチは非常に大変です。掲載したスケッチでは2時間かかりました。1988年に初めてスケッチした時は、微星は適当に描いてました。

星団内にある惑星状星雲NGC2438も、8センチ望遠鏡で見ることが出来ます。星団よりも手前にあり、偶然同じ方向に並んでいるだけのようです。この星雲のみをクローズアップしたスケッチは別記事にあります。


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  • 1996年12月20日3時00分 8.0cm屈折73倍。

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  • 1988年12月16日1時30分 8.0cm屈折73倍

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  • 1988年11月6日3時25分 8.0cm屈折46倍