NGC1931=Sh2-237(「ハエ星雲」)

dso_1286-editPosi-20-0.8-240.jpg

  • dso_1286.jpg
  • 2020年1月2日1時15分 20.3cm/F10シュミットカセグレン206倍+天頂プリズム使用

20cm低倍率でも、重星のまわりに淡い光芒が取り巻いてるのがわかる。雲の集光度は平坦だが、星のまわりはやや濃く、206倍以上では重星にさらに微星が1個、雲に埋もれているのがわかる。雲の輪郭・形状は拡散してわからない。

(補足)英語圏ではIC417散光星雲とこのNGC1931を合わせて"the Spider and Fly nebulae"と呼ぶことがあるようです。蜘蛛型のIC417は写真の対象ですが、この1931は小口径眼視でも見ることが出来ます(8cmのスケッチは記事の続きで公開)。中心星は、3個よりさらに多くの微光星から成るため、M42オリオン大星雲のミニチュアに喩えられることもあります。1931星雲にはSh2-237など星雲としての別名が与えられるためか、1931自体を散開星団と分類する文献もあるようです。


  • dso_0773.jpg
  • 1998年2月1日0時50分 8.0cm/F11屈折73倍(HM12.5mm)

  • dso_0255.jpg
  • 1993年1月28日22時40分 8.0cm/F11屈折73倍(HM12.5mm)