予定にはなかったが、とりあえず向けてみた。20cm62倍ではぼんやりした平坦な雲しか見えない。しかし、133倍でしばらく見ているとその平坦な雲の中に濃淡が見えてきた。雲の東端付近にやや明るい帯があり、中心との間が少し暗い。M51aと5195との中間にも濃い部分がある。5195から東側に帯があり、M51aに纏わり付くよう。スケッチ後に写真で確認すると、確かに渦巻きの帯が見えていたようだ。
(追記)「子持ち銀河(The Whirlpool Galaxy)」として有名で、改めて説明するまでもないでしょう。主銀河はNGC5194、伴銀河はNGC5195と割り振られていますが、メシエは二重天体として見ているので、2つ合わせて「M51」とも言えます。主をM51a、伴をM51bと読んで区別することもあるようです。二重性は小口径でも十分わかりますが、渦巻きの腕となると、淡いため容易ではありません。運が良ければ8cmクラスでもリング状に見えないこともない、と言った感じです。20cmよりも大きい口径だと、淡い腕がはっきりするはずです。