2015年4月18日0時30分 20.3cmシュミットカセグレン167倍
(12.7等 0'=恒星状)どうみても恒星状で面白い天体ではないが遠くにあるという思いに浸ることはできる。すぐ西にわずかに暗い13等星、南東にはほぼ等光の星がわかる。8センチよりはずっと見やすく、62倍でも存在がわかる。近くの14等星は317倍で辛うじてわかる。
(補足)全天で最も明るいクエーサーとして知られ、小望遠鏡で(定常的に)見える最も遠方の天体でもあります。距離は約24億光年です。続きに掲載したスケッチにもある通り、8センチクラスでも見ることが出来、20センチなら比較的楽に見つかります。ただし、恒星状です。活動銀河であるためわずかに変光しています。2015年4月18日には12.7等と観測しましたが、1996年2月28日には12.6等と観測していました。
(補足2)小口径で見え、3C273よりも遠いクエーサーとしてはCTA-102(距離80億光年)があります。通常は16等以下ですが、時折13等以上に増光します。
1996年2月28日3時30分 8cm屈折73倍。
1989年5月30日 8cm屈折151倍。