20cm36~62倍で、意識してかろうじてごく淡い雲がわかる。大まかに2箇所。南西側は正確に位置を調べる前に見いだせた。1個の微星を中心にしているように見える。北東側はさらに淡い。2つの10~11等星の間に存在。2つの星雲はつながっているのかわからない。低空で背景が真っ白。
(補足)「らせん星雲(The Helix Nebula)」として知られています。「らせん状星雲」とも。眼視で見られる最大の惑星状星雲としても知られ、天体写真の名所ですが、非常に淡く、南に低いため実際に見るのは困難です。口径が大きければ良いわけではなく、小口径・低倍率の方が見やすいこともあります)。近年は光害がひどくなったせいか、上に掲載した20cmより、記事の続きの8cm(1998年)の方がよく描かれている気がします。逆に、条件が良ければ、M57のようなドーナツ状の巨大な星雲が楽しめるようです。