3つの銀河が同視野に入り、うち2つは明るい。3190、3193はほぼ同じ明るさ。
- NGC3193(11.0等 径2')は10等星のそばにあり見つけやすい。核のはっきりした集光した円形の彗星状。
- NGC3190(10.5等 径3'×2'>)は、一見すると3193によく似るが、よく見ると3193よりやや明るい。集光部は円形だが端の淡い部分は両側にすっと伸びるのがわかる。さらに注意すると集光部も潰れているのがわかる。
- NGC3185(約12等 径1')は、2つより暗く集光も弱い光斑。DC=3相当。20cm167倍でやや集光。
- 3187はわからず。
(追記)しし座の首元にある、4個の銀河が集まった領域です。この銀河群には「HGC44」の名称が与えられており、大望遠鏡でこの領域を撮影した写真には見覚えがあるはずです。
このうち、3つは小口径でも見ることができ、3190の形状もわかります(記事の続きに8cmのスケッチ掲載)。この銀河群の中ではNGC3187のねじれた形状が特に印象的ですが、20cmで描いたこのスケッチでは見ることは出来ませんでした。極めて空が良いか、もう少し大きな口径だと確認できるのかもしれません。