20cm62倍でもすぐに分かる丸く平坦な星雲。輪郭は拡散していて、はっきりしない。100倍以上では、平坦だがわずかに中空のようにも見える。133~167倍が最も特徴がわかりやすいが、雲は淡くなる。中心星は206倍でもわからない。
(補足)きりん座のマイナーな惑星状星雲です。英語圏では"the Oyster Nebula"として知られているようですが、日本語で「オイスター星雲/カキ星雲」と呼ばれることは(英語文献の翻訳以外では)、今のところほとんどありません。
星雲自体は8cmクラスの小望遠鏡でも見ることができます(追記のスケッチ参照)。写真では複雑な模様が目立って、中空感はありませんが、濃淡だけ見ると、確かに中心が薄くなっているように見えます。中心星は14等級で、20cmでも見えるはずですが、このスケッチの時はわかりませんでした。