Abell 426 (NGC1275等・ペルセウス座銀河団)

dso_1115-editPosi-n.jpg

dso_1115.png

2014年12月19日0時25分。20.3cmシュミットカセグレン133倍(視野23分角)。天頂プリズム使用。

NGC1275を中心とする銀河団。1日で仕上げるつもりだったが、雲がかかってしまい結局2日がかりになってしまった。

20センチ62倍で、視野に入ってきても何も見えてこないが、星図を頼りに注視すると淡く小さい銀河がいくらでも見えてくる。その中でもNGC1275(光度11.8等 径0.8' 集光は彗星のDC=6相当)は特に見やすくよく集中している。中心は輝いている。23分の視野内だけで10個、外に2個の銀河を確認出来た。小さく集光している銀河が多く、倍率はできるだけ高い方がよい。

  • NGC1265(11.9等 DC=9相当)どうみても恒星状で超新星かと疑うほど。317倍でも薄れない。わずかに周囲に雲がある。
  • IC312(DC=4~5相当)小さく集光の弱い雲状。他のNGC銀河と同等に見え、なぜICなのか?と思う。1265に近い。
  • NGC1267(13.5等 DC=7相当)集光の強い微星状だが、微光星との違いは分かる。
  • NGC1268は見えず(1267のそば)
  • NGC1270(DC=5相当)小さくやや拡散状。1267に近い。
  • NGC1272(径1' 集光4~5相当)1275とほぼ等光だが集光は弱い。
  • NGC1273(DC=8相当)ごく小さい微星状で微光。目をこらさないとわからない。1272のそば。
  • NGC1274は見えず(輝星のそば)
  • NGC1275(11.8等 径0.8' DC=6相当)特に見やすく、よく集中。中心は輝いている。
  • NGC1277 1278のそばでごく淡く小さい。133倍でも厳しく視野で見える銀河の中では最も厳しい。
  • NGC1278(DC=5相当)輝星のそば。微星のように集光が強い。一見恒星状。100倍以上で見える。
  • NGC1281(12.5等 DC=3相当)輝星のごく近くに見える。淡くかすかで133倍以上でわかる。集光は弱い。
  • NGC1282(13.5等 DC=5相当)小さく集光している。そばの13等星2つと三角形を作る。
  • NGC1283(DC=4~5相当)1282より小さく淡い。1277並みに厳しい。

dso_0470.png

1995年11月18日1時00分。8.0cm屈折73倍。(NGC1275のみ)