北西の輝星をアクセントに、明るい星々がゆるく集まった見やすい星団。明るい星星の間に微星が詰まっているようにも見える。いくつもの重星や連なった星列があり、密集しているように思えるが、スケッチに描き出してみると意外とまばら。全体としては東西に幅広いが、東の端にも密集部分がある。
1999年4月15日4時00分。8.0cm屈折46倍。ネガスケッチ。
8センチ46倍で視野に入れたとたん、繊細な微星の密集した群れに圧倒される。中心付近はシーイングの悪さも手伝ってめらめらしている。10等以下の微星がほとんどで、中には4~5個の星列や三角形など(2、3ヶ所星がかたまる場所がある)様々な星列が見られる。73倍でも見やすい。北西には輝星がある。外形は東西にやや長い楕円形。
これだけのものがよく50分足らずで描けたものだ。10年ぶり2枚目のM23スケッチ。
1989年4月4日4時。8.0cm屈折73倍。ネガスケッチ。