どの倍率でも見事な大星団。雲に見える部分もすべて銀砂のような微星の密集。どうがんばってもスケッチしきれない。星雲上の明るい星の間にも微星が詰まっている。外周の雲のない部分も微星が多く、(ここまでが)星団の範囲とわかる。雲は一様な円形ではなく亀裂(暗黒帯)が2ヶ所少なくともある。それと直行する輝星の連なりが星団中心部を通る。1時間半の間に天頂を通過したので、視野の向きが180度変わってしまった。
(追記)北天最大の球状星団です。小型の双眼鏡でも彗星状に見えます。8cmクラスの小望遠鏡で雲の中に星が分解して見えます(記事の続き参照)。20cmではほとんどが星に分解でき実に圧巻ですが、スケッチではまったく再現できません。ランダムに微星を描くことはしなかったので、星雲状になってしまいましたが、その部分もだいたい微星が詰まっています。