M8は、一つの微星のまわりが著しく集光して、一点が輝くよう。20cm167倍では微星を頂点にした三角形。隣の輝星やそのさきまで淡い光芒が連なる。注視すると、星団側の南西にもやや集光した雲があり、輝星側とは暗黒帯で隔てられている。輝星側の雲はさらに西にごく淡く大きく広がる。星団はやや規則的配置が目立つ。星雲はこの星団にはかかっていない模様。
(補足)M8は「干潟星雲」"The Lagoon Nebula"として知られ、肉眼や小型双眼鏡でも存在がわかります。南北に走る暗黒帯は、空が良ければ8センチクラスの小口径でもわかります(記事続きのスケッチ参照)。小口径の場合は、そばの散開星団NGC6530の方が目立ちます。