M4=NGC6121

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  • 2019年3月14日4時30分 20.3cm/F10シュミットカセグレン167倍(SP12mm)

低倍率でも星雲の上に微星が密集しているのがわかり、見事。ただ、星は暗く繊細なので100倍以上が良い。中心を南北に貫く星列があり、カブトガニの背中のよう。この中におびただしい多重星がある。その東にも星塊。雲はその周囲に大きく広がりこれも星に分かれそう。133~167倍で最も見やすい。207倍では拡大されるが星は増えない。


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  • 2018年5月20日1時13分 20.3cm/F10シュミットカセグレン167倍(SP12mm)

(径=10'、タイプⅩ)20cm62倍でも一見して微星が不規則に密集している。視力的なノイズも相まってびっしり詰まるように見える。南北方向に微星が、背骨のように連なり、さらに細かい微星が取り囲む。東側には暗黒帯が横切っているようにも見える。微星は光度差が大きく、明るい星は重星状のものが多い。中心から離れたところでも微星が多く、167倍以上で星雲状。

(追記)アンタレスのちかくにある球状星団で、小型双眼鏡でもアンタレスのゴーストのような姿を見ることが出来ます。8cmクラスでも星雲の中の微星がいくつか分解できますが、星団の集中度が弱く、(日本では)南に低いため空の透明度が悪いと、小口径では見ること自体が難しくなってしまいます。


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  • 1998年3月8日4時30分 8.0cm/F11屈折73倍(HM12.5mm)

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  • 1990年4月30日0時55分 8.0cm/F11屈折46倍(K.20mm)

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  • 1988年8月4日21時09分 8.0cm/F11屈折46倍(K.20mm)