ほとんど集光のない大きいコマ。20cm62倍で意識してわかる。倍率を上げれば弱い集光はわかるが、淡いので核の偏心はいまひとつわからない。103Pより集光は弱く、大きい。光度は10.3等+11.0等の合成等級とほぼ同じ。NGC2604は意識しなかったので見なかった。
彗星アーカイヴ
20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。
ぎょしゃ座の天の川の中にあって、視野に輝星・微星が非常に多い。103Pはその中に埋もれるようにしてある。小さくやや集光しているが20cm62倍で注意するとコマは拡がっているよう。光度は10.14等星とほぼ同じ。11.078等と12.00等の合成等級(10.68等)以上。9.9等以下。
だいぶ南に下がったが、集光の強い姿は健在。20cm62倍では見つからず、100倍で小さく集光した姿。再度62倍で見ると、淡いコマと中央集光がわかった。167倍で星状核がわかる。光度は9.76等星より暗く、10.78等星よりやや明るい。
20cm36倍で視野に入れた途端、8等のわずかにピントがボケた恒星のように見えたので星図で再確認して彗星だとわかった。かなり集光が強く高度が上がるとコマの輝きが増してきた。見え始めの頃の百武彗星を連想した。光度は7.04等以下、7.6~8.2等星とほぼ同じ。大彗星は間違いないだろう。導入時、人工衛星が何個も通過して邪魔だった(導入のためのスターホッピングができないほど)。観測終了は地上のLED照明のゴーストで見えなくなったため。
なんと、今年1月以来7ヶ月ぶりの観測のようだ。印象のある彗星ではないが、20cm62倍で小さくよくまとまっていて見やすい。楕円銀河のようなイメージ。100倍でもよく集光し、見やすくなる。
20cm62倍で拡散した大きいコマがわかる。36倍に下げてみると、コマがだいぶ大きく拡散しているのがわかる。目が慣れると弱い集光もある。大きさで光度を稼いでいる。
やはり、かなり拡散してきている。20cm62倍で微星状ではない小光斑。100倍でかすかに淡い彗星状。存在がやっとわかる感じ。167倍で集光部のみわかる。核は不明。コマは拡がっているかもしれない。月も太くなってきているので、一旦見納めになるかも。
昨日は恒星と重なり詳しく見ることはできず再挑戦。連日の晴天に救われた。かなり拡散しているがコマは大きいようだ20cm62倍ではとほんど集光はないが、100倍で中央集光が小さく167倍でその集光部が目立ってくる。12~13等の星状核があるように見えるが、12.6等の恒星のようだ。
前日よりやや集光が弱まり、コマがわずかに大きくなったような。コマは変形しているようにも思えるがよくわからない。20cm167倍で13等の星状核があったように思える。光度は11.0等と同じ。11.2~11.4等星より明るいとした。
かなり拡散している。11等星と重なっているため、コマの広がりや光度がつかみにくい。ただ、一度限りの観測にならずに済んでよかった。