上弦の月が近かったが、透明度のおかげで確認できた。かなりかすかで20cm133倍~207倍で辛うじてわかる。小光斑で集光がある。133倍程度の低倍率の方がコマは見やすいが、207倍で中央集光はわかる。光度は近くの10.4等星か11.0等星とほぼ同じ。30分間で移動を確認。
彗星アーカイヴ
20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。
20cm62b時で光害に埋もれながらも存在がわかる。明るくはないが、小さくよく集光している。167倍以上で星状核がわかる。88Pよりは高度が高く見やすい。22:00に再観測。空が暗くなりだいぶ見やすい。
天候が悪くほとんど今回帰はあきらめていたが、なんとか間に合った。20cm100倍以上で存在がわかる。ほとんど同じ位置に12等の微星があり、核のような光点に見える。206倍では分離できる。小さく集光しているが、コマの拡がりもありそう。周囲は光害に埋もれ微星も少ない。みるみるうちに高度が下がって見にくくなった。彗星は結構明るいかも。
2週間でまったく姿が変わってしまった。20cm62倍でよく集光した輝く姿。明るい。M3アトラスよりも明るく見える。2P/エンケ彗星の2態を連想した。317倍で12等以下の微星状核があるよう(シーイングが悪い)。光度は7.5等星よりやや暗く8.1等星に近い。尾が伸びるようにも見えるが気のせいか。
(追記)エンケ彗星は、日心距離が遠い時(地球軌道付近にある時)は拡散していますが、太陽に近づくと集光の強い、よく輝く姿に変貌します。
20cm62倍で視野に入れてもすぐには見つからない。位置を知ってから見ると、淡く大きな拡散した姿が見えてくる。集光は弱い。いかにも地球に接近した小彗星・周期彗星の雰囲気。5cm双眼鏡では存在はわかるが、同じ光度の微星(7等)と紛れてしまった。
20cm62倍で視野に入れ、注視すると淡い拡散したコマがみえてきた。思ったよりも明るい。見ている間に位置が変わっていく。速い。M3アトラス彗星を小ぶりにした感じで見やすい。
6日ぶり。星図なしには見つけられない淡さだったが、一度位置がわかればたやすい。20cm36倍でも見やすい。8.5等星と同じかわずかに暗いとした。8.0等星よりは暗い。ただ、9.6等星より大幅に明るいとまでは言えない。コマが大きく面積で光度を稼いでいる。集光がある。250倍で集光に埋もれた微星状核?13.6等星と同じくらい?
1週間ぶり。北の空に雲が広がってきたが、間に合った。見え方は大きく変わらず拡散して淡い。周囲に明るい星がなく見つけるのに苦労した。光度は9.4等星(TYC64999149-1)より暗く、9.4等星(TYC6466-299)と同じとしたが、どちらも9.4等星。4UCだと9.2等と9.6等。C/2020 S3は微星と重なってしまった(追記:S3の星図の位置が少しずれて見逃した可能性があります)。
薄雲でなかなか見えなかったが、2時40分すぎにやっと晴れてくれた。あまり明るくはない。注意しないとすぐ見逃す。拡散して淡いが、中央集光はあり、20cm100倍で小さく見える。62倍ではごく淡く大きいコマ。光度は近くの9.6等星、9.8等星とほぼ同じかやや明るい。8.9等星よりは暗い。火星がとにかく大きかった。
先週と比べてもかなり減光してしまった。視野に入れてもすぐにわからない。ただ、透明度が悪すぎるためかもしれない。集光は弱く、先週感じた輝きがまったくない。光度は近くの7.9等星か、それ以下。88Pはわからず。