20cm62倍で小光斑として見える。100倍でコマの中に小さい集光部があり167倍で11等程度の星状に近い核。コマは拡がりを見せている。形状はわからない。光度は9.5等にちかい。10.1等星よりわずかに明るい。C/2021 A1は17時40分~50分の間に確認できたが雲間。前日並の輝きだった。
彗星アーカイヴ
20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。
20cm望遠鏡の自動導入でまったく見えず、2~3の微星が見えるだけなので、拡大星図で確認し直したところ、かなり淡い彗星が見えた。透明度がやや悪いとはいえ、ここまで暗いか?近くの7.0等星とほぼ同じとしたが、コマの広がりを考えても+0.5等程度。集光部自体は変形・偏心しているようだがシーイングがかなり悪い。19Pもはっきりせず薄雲がかかっているようだ。
3度目の挑戦で今期初観測。20cm62倍で弱く集光した姿がわかる。注視するとコマは結構大きさがある。167倍で11等以下の、微星に近い核がありそう。拡散しているが集光部は小さい。
5時30分前に、見出した時は薄かったが、暗くなると輝きを増してきた。強く集光しよく輝く。2日前よりもかなり明るい。近くの4.7等星より1等級程度明るそう。γGru(3.0等)よりは暗いがμPsAと同じ程度。尾が薄いが見事な形状。17時50分に木の枝に入るまで見え続けた。
今日は5cm7倍双眼鏡での移動観測。おとといよりもかなり暗く、星を辿らないと見つけられなかった。近くのγMic程度。大気減光(0.2等)を考慮し4.5等。木々の間から見える程度。
3cm8倍双眼鏡でダメ元で探してみたら本当にあった!あかるい!双眼鏡でわかるぐらいコマが大きく、輝いている。17時40分すぎにもっともよく輝く。うっすら尾もわかる。2日前の比較星4等星4つとは比較にならない明るさ。+2等か。上の4等星とほぼ同じくらい。視野に彗星より明るい星がない。肉眼では見えそうだったが無理だった。
20cm36倍で鋭くよく輝く姿がわかる!(前日にアライメントをしたら電源が切れていたため)金星を基準に雑アライメントの自動導入で導入を試みたがまったく見えず、改めて金星からスターホッピングで導入すると、いきなり輝く姿が入り込んできた。尾も、薄いがはっきりわかる。100倍ではシーイングが悪く核の鋭さはない。コマ内部は扁平?17時20分の薄明残る時間に見つけ、17時30分ごろが見やすい。17時45分すぎには低空で薄れてきた。屋根にさしかかる直前の18時06分まで追えた。
- 17:20 彗星高度 9.3° 太陽高度 -9.9°(彗星確認時)
- 17:30 7.8° -11.8° (一番彗星がみやすい)
- 17:40 6.2° -13.7°
- 18:00 3.0° -17.6°
- 18:06 2.0° -18.7° (見失う直前)