103P/Hartley 2 ハートレー第2彗星 - 1991

観測記録一覧

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8.76UT m1=9.8, DC=3, dia=3' (8.0cm屈折 46x)

新発見の周期彗星にしてはかなり明るい方だろう。予報位置とほとんどちがわない所に見えた。光度は1991qよりも低いが、はっきり見える。核はおそらく存在している。コマは淡いが、直径は大きめで、集光度は低い。近くの9.5等星よりは暗いが1等は離れていない。10等前後。1991qは薄明のため見えなかった。

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  • 15.73UT m1=9.7, DC=3, dia=3' (8.0cm屈折 73x)

前回に比べ少し光度は上がっているようだ。K40(8センチ23倍)でもよく見えた。光度は9.5等星よりは暗いが、その差は僅かである。核は確かに存在することが確認出来なかった。コマは大きいが、集光は低い。1/5(DC=2)程度のこともある。

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  • 31.75UT m1=9.3, DC=4, dia=3' (8.0cm屈折 73x)

目がくらむほどの月光にもかかわらず、非常にはっきりした像で見えた。輝度が高くなっている。集光度も高くなっている。核ははっきりしないが内部コマも明るめだった。光度も確実に上昇している。月を考えればもっと高いかも。

ウィルタネン・レビーは見えず。10.5等以下だろう。

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9.74UT m1=8.4, DC=4-5, dia=4' (8.0cm屈折 73x)

月明もなくなりかなり見やすくなった。星図と光度を比較すると、10日でかなり明るくなっているようだ。少なくとも8.6等以上、8.3等の可能性もある。コマも集光を増して内部コマも明瞭になっている。核もあるらしい。コマの大きさも増している。また、コマは反太陽側に薄い部分がひろがって尾をうかがわせている。細い尾があるかもしれない。

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初めて光度が下がった(近日点後初観測である)。透明度は良いがモヤがあり結露と光の拡散がある。光度は0.1~0.2等以上上方修正も。コマは内部に1'程度の明るい部分があり、集光度も高めである。恒星状の核は確認出来ず。彗星は20~9ミリ接眼鏡がもっとも良く見える。

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  • 01.81UT m1=8.8, DC=4-5, dia=4' (8.0cm屈折 73x)

晴れるとは思わなかったので、観測始が薄明になってしまった。しかし1991tは容易に見えた。核はほぼ恒星状、光度は付近の9等星(8.5~9.5等)と比べて決めたが、0.2等程度の誤差はあるだろう。また、もしかしたら細い尾があったかも知れない。月と薄明がなかったらもっとよく分かっただろう。

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13.79UT m1=8.9, DC=3, dia=4' (8.0cm屈折 73x)

わずか2週間たらずでずいぶん光度が下がったように見えた。光度そのものはあまり下がっていないらしいが集光度の方が低下しているようだ。コマは依然として大きい、核も恒星状であるがコマの輝度も低くなっている。コマに接するように10等程度の恒星がある。

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15.80UT m1=9.2, DC=4, dia=3' (8.0cm屈折 73x)

確実に光度を落としている。といってもまだ明るい。9.5等星よりは0.数等は高い。しかし中心はあまり集光していない。核のごく近くに恒星がありはじめのうちはほとんどコマの中心にあり、核かと思いそうなほどだった。核は辛うじて恒星状。尾が存在するようだ。コマの端がのびているように見える。

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08.81UT m1=10.2, DC=1, dia=3' (8.0cm屈折 73x)

数時間前まで雨が降っていたせいか透明度が非常に良い。はっきりした姿で捉えられた。集光度はかなり下がっている。コマは2層程度に分かれているが、外側はかなり広く拡がっている。形状も少し不規則。核はあっても11等以下。光度は9.5等星に近い。10.0等の可能性もあり。尾は不明。5'程度か?彗星の近くには微星が多い。

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14.81UT m1=10.5, DC=2, dia=2' (8.0cm屈折 73x)

2つの恒星に挟まれた位置なので、比較的たやすく見つけられた。とはいっても注意深く見ないとすぐ見えなくなる。コマはかなり淡いが、依然拡がっている。核のようなものが見えた気がした。(11~12等)ある程度の集光も残っている。光度は低く、0.2~0.3等の誤差もありうる。9.5等より1等級以上低いように思えるが、コマが大きいので多少明るめにみている。観測不能が間近に迫っている。